2022/03/15 UP
こんにちは!パフの石河です。
マーケティングという社内の便利屋ポジションに就くこと、はや一年。
最初は数字に向き合う日々が楽しく、人とのコミュニケーションを避けて自分の世界に浸り、ひとりでにコツコツ作業をする機会が多かったのですが、
最近は、社内外問わず打合せをしたり、商談をいただいたりすることも増え、不思議な感じです。
営業をする側からされる側に移ったのですが、まるで見える世界が違います。
お客様に見られているのは提案力や企画力だと思っていたけど、あながちそうでもない。
当時の自分はなんという愚か者なんだ、と後悔してもしきれません。
今いるマーケティングの部署といい、弊社のお客様である人事部や総務部といった部署といい、
分かりやすく直接的にお金を生む部署ではありません。
前者は未来の営業数字を生むための部署であり、後者は未来の活躍する人を採用したり育成したりする部署。
今の自分は、お金を生む部署ではないにも関わらず、自分の年収よりも大きな予算を使わせてもらっています。
その予算は、営業の皆さんが受注をして、受注したものの納品作業に携わる方々が売上に変えてこそのものであって、
決して軽いお金ではない。
その数百万規模のお金の源泉は、非常に重たいのです。
そういった前提に立ってみると、目の前にいる他社の営業の方が良い提案をしてきてくれたからといって
それだけの要素で、「ハイ・発注!」「ハイ・発注先変更」なんては、言えないな…と。
この人なら預けたお金(発注した金額)を任せられるのだろうか…という部分だったり、
発注した後のやり取りを想像して、お互いに気持ちよくお仕事ができそうな人なのかだったり。
初めましての打合せ(特に!)だったり、提案に至るまでの過程であったりと
会社の人事評価と一緒で、成果(提案内容)ではなくプロセスの部分で、見えてくるんですよね。
プロセスの一つ一つはすごく簡単で、誰にでもできることだからこそ、差がつくところ。
ただ、ここまで滔々と書いてきて感じるのは、
言うのはとっても簡単なのですが、いざまた自分が営業にもどって…となると、
まったくできるイメージがありません!笑
いま、営業職を目指している人も、なんとなくどうせ営業だろうなって感じているまま就活をしている人も
そんなこともあるんだぁということを読み取ってもらえたら嬉しいです。