職サークル

内定が出る12のヒミツ

09.「働きたくない」人へ

突然ですが、あなたは「働きたい」ですか?
「働きたくないのに、しょうがなく就活やってる」そんな人はいませんか?

そんな人へ、職サークル運営事務局・株式会社パフの社員(2009年入社)
の学生時代の経験談をお話をします。


大学3年生。
私は正直、働きたくなかった。

働くとは、人間扱いされることのないアルバイト経験しかない私にとって、
働くということは苦痛以外の何物でもなかった。

労働時間を切り売りして、お金に変える行為だ。

バイトでつらいことがあった時によく聞いていたのが、BUMPOFCHICKENの
「ギルド」だった。

居酒屋で上司の文句しか言っていないサラリーマン、電車で無気力なサラリ
ーマンを見るたびに、おれもこいつらの一部になるのか、と思うと絶望的な
気分だ。

社会人になると、労働時間のたたき売りに慣れていくうちに、思考停止に陥
って、感覚がマヒしてしまって無気力なまま働いてしまうのだろう。

当然、就職活動に対してはネガティブな感情しかなかった。


そんな私にも転機があった。
アメリカに1年間留学した時の話だ。

現地では日本語をしゃべらず、極力日本人と付き合わないようにしていた。

そうしていると、結構現地の友人ができる。しかも、欧米というのは、先輩
後輩の概念がない。年齢や経験が違っても「友人」になれる。

私の人生に影響を与えたのは4人の「友人」だった。

1人目は、名をジャスティンという。ホストファミリーの長男で私より5つ
年上。彼は中国人と結婚し、中国語が堪能だった。台湾系の物流会社で働き
ながらMBAを取得するために大学に通っていた。「会社で経験をつんで、
いつかは自分でビジネスをやりたい」と語っていた。

2人目はジョージといって当時50過ぎのおじさん。彼は私が通っていた大学
の語学学校で責任者をしていた。なぜか仲良くなり、ホストファミリーと契
約が切れた後、私は彼の家に居候していた。彼は、彼と全く異なる背景を持
った留学生とのコミュニケーションを心から愛していた。

もう2人はジョナサンとジェフリーという双子の兄弟。日本語ペラペラな彼
らは大学を出て就職せず、自分たちで住宅のリノベーションビジネスを立ち
上げた。クレジットカードを使ってお金を調達し、何とか事業が軌道に乗っ
たそうだ。もちろん大変なこともあるが、兄弟二人三脚でいつも新たなビジ
ネスチャンスについて楽しそうに話し、働いていた。

4人とも、働くことを苦にしていない。
労働時間を切り売りして報酬に変換しているという感覚は微塵もない。


こんな働き方もあるんだ、という驚き。

よくよく考えれば、バイトの私は、束縛を嫌うあまり責任を負わなかった。
いつでもやめられる仕事しかしなかった。
代替可能な人材には代替可能な仕事が集まってきた。
私も会社を消費する代わりに、私も会社に消費されていた。

自ら選択して「労働時間を切り売りして報酬に変換」していただけだ。

そう考えると「働くこと」自体が空しいものなのではなく、
自分次第でどうとでもできるのだと思った。

もっとシンプルに言うと、
この人たちみたいな生き方が「カッコいい」と思った。

今までは、そんな「カッコいい」働くオトナが周囲にいなかった。
いや、存在していたかもしれないが、私には見えていなかった。

どうせ働くなら、こんな風になりたい。


「働きたくない」と考えている大学生は、たくさんいると思います。

本当に「働きたくない」のであれば、それもまた良し。

でも、判断するのは、いま見えていない「カッコいい」働くオトナの話を聞
いてからでも、遅くないのではないでしょうか。

宇宙飛行士じゃなくても、プロ野球選手じゃなくても、弁護士や医者や公認
会計士じゃなくても「カッコいい」働くオトナは、結構たくさんいますよ。

働きたくない学生諸君、書を捨てよ、町へ出よう!

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