6-06【番外編】社会人と話そう!
突然ですが、皆さんには利害関係なく話ができる社会人の知り合いが、何人いますか?
0人?そんなことはないはずです。ご両親や、親戚の方もカウントしてOK
です。機会があったら、真剣に数えてみてください。利害関係なく話ができる社会人は、就職活動の心強い味方です。
就職活動という現実と向き合うことから逃げ出したい。そもそも「就活」と
いう単語は聞いたことはあっても、それが一体どのようなものなのか、具体
的に何をするのかは全く知らない…もしもあなたがそんな状態なら…
「とりあえず社会人の話をたくさん聞く」ことが一番です。
・会社って何?
・仕事をするってどういうこと?
・大企業と中小企業…何が違うの?
・どんな業界があり、どうつながっているの?
・10年後なりたい自分を、今から決めないとダメなの?
大学の就職課や大学の同期から紹介してもらった母校のOB・OG、親戚の
おじさん、学内企業説明会に来ていた社会人、学外の勉強会で出会った社会
人、さらには、一度インタビューした社会人から知人を紹介していただいた
り…とにかく、人脈をフルに活用して社会人から話をたくさん聞きましょう。
この収穫は意外に大きく、以降の就職活動で大いに役立ちます。
・社会人と話すことに慣れるので、面接の時にも緊張しなくなる。
・業界のつながりや、会社のつながりを見ることで、
社会がどう動いているのかが分かる。
・自分の考えを社会人にぶつけ続けることで、
意見がブラッシュアップされていく。
・多種多様な社会人の価値観に触れ、比較することで、
「自分の価値観とはどこにあるのか」ということを考えることができる。
・特にベテランの社会人の言葉には、
内定獲得のためのノウハウではない、「本質的な学び」が多い。
・インタビューをしているうちに「どんなに価値観の違う社会人でも、同じ
ことを言っている」という「普遍の真理」が垣間見える。
最初は、世間のことが良く分からないという理由で始めた社会人へのインタ
ビューだったとしても、だんだん社会人と話すこと自体が楽しくなってくる
はずです。
社会人は忙しい。しかし、インタビューを断られことはほとんどありません。
あなたが自分なりに一生懸命意見を伝えると、皆さん嬉しそうに答えてくれ
るはずです。業界や立場を超えて、多くの社会人と会うことができるのは、
学生の皆さんにしかできない特権です。
社会人は、皆さんとの会話を望んでいます。でも、そのチャンスは黙って転
がり込んでくるようなものではありません。
今の時点から選考対策をするよりも、まずは勇気を出して、行動してみませ
んか。社会人に自分の考えをぶつけてみましょう。
就職活動は、机の上では完結しません。
一歩外に踏み出すこと。それだけで世界が変わるはずです。