2021/09/10 UP
こんにちは!ひよっこマーケターのハムです。
初めての自己分析、初めての夏インターン、初めてのグループティスカッション・・・
就活で急に自分に向き合いすぎてちょっと疲れが出てくる時期の方も多いのではないでしょうか?
皆さんには「やりたいこと」ってありますか?
就活している時から、「これ!」といっていいものはありませんでした。
将来について意気揚々と語る就活生を横目に、当時は、軽蔑と憧れと
そういった感情を抱いていました。いまでもそんな気がします。。。
もちろん、「ある」に越したことはないですが、
「ない」なら「ない」で無理に探さなくても良いと。
個人的な持論としては、
「やりたいことは環境が錯覚させていることで、実は自分の意志ではない」と思ってたりw
例えば、侍がいた時代。
10~15歳くらいの男子は、こぞって「立派な武士になりたい」とか語っていたと思いますが
今の時代に、そういう子供はいないでしょうし、マジで言ってたらちょっと怖いです。
例えば、アイヌ民族の逸話。とある研究者がアイヌの人にインタビューした時の話。
研「豊かになりつつあるこの時代で、あなたは何がしたいですか?」
ア「素手でクマを殺りたい」
てっきり「温暖な沖縄にいってみたい」とか「本土の人と文化交流してみたい」とか
そういうと思ったら、そうじゃない!そう、「素手でクマを殺りたい」と。
「モノが発達した現代でアイヌ地方の神聖な動物であるクマを武器を使わずに戦えるようになりたい」
というのが発言の背景だったようで。
つまり、
「やりたいこと」は内側からふつふつと湧き上がるものではなく、
「置かれている文化背景、環境、集団」に影響を受けるものだと僕は思うのです。
そんなロジックで
「やりたいことは環境が錯覚させていることで、実は自分の意志ではない」と。
なので、
「やりたいこと」がない人に言いたいことは、
「なくて結構!」まだその環境に自分が身を置いていないだけ、なのだから。
どんな環境に身を置くと見つかりそうか、どんな環境ではなら自分に合うのかな、そういった軸で
考えてみるのもありかも。
「やりたいこと」がある人に言いたいことは、
本当にそれって「ある」のかしら? もしかすると一時的なものかもしれない。
武士とかクマとか馬鹿じゃない?って思っても、周りからみたら案外自分もそう思われてしまってるかも…?
これから80年生きていくのに、視野を狭めてしまってはいないかな。
次回は、
「やりたいことがないまま社会人になって、それからやりたいことを見つけるには」について書いてみようかな。
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自分が「求められてきたこと」に対してどう応えてきたのか?そんな視点もありですね。