2021/10/11 UP
こんにちは、職サークルの平原です。先日学生からこんな不安を聞きました。
「これから早期選考なども始まるらしいが、選考への不安がある。選考って、何するの?どうやって進むの?」
確かに、新卒採用の選考って多種多様でわかりにくい。全体像も捉えにくいですよね。そこで今日は、基本的な選考の流れをご紹介します。選考ステップや内容は企業によって全く異なります。ここでご紹介するのはあくまでキホンですので、ご承知おきください。
それではレッツゴー!
■エントリー
・マイページやナビでのエントリーが企業の選考に応募するためのファーストステップ。
・エントリー=個人情報の開示です。メールアドレスや電話番号などの連絡先を開示することにより、今後の選考の案内を受け取れるようになります。
・OfferBoxなどダイレクトリクルーティングでの「オファー承認」もエントリーの1種です。
■説明会
・多くの企業が説明会への参加を必須にしています。説明会に参加した人にだけ、次の選考の案内が届きます。
※企業は説明会に参加させることで、自社を正しく理解し、志望度を上げたい。
※3月に説明会参加した人は4月の1次面接に案内する、などの数の調整がしやすいため。
・中には知名度が高く、応募者が集まりすぎてしまい説明会の席を希望者全員に用意できないなどの理由で、説明会参加を必須とせず、エントリーシートの提出がファーストステップとなっている企業もあります。(その場合は、説明会は実施しているが任意参加)
・学内説明会や合同説明会でプレゼンを聞いたらそのまま選考の案内が来る会社もあれば、イベントで話を聞いたとしても、改めて自社説明会に参加しないと選考に乗れない会社もあります。イベント時に要確認!
・コロナ禍で動画説明会をアーカイブで閲覧できる企業も増えました。
・個人的には、自分で疑問を見つけながらプレゼンを聞き後半の質疑応答で自分の疑問をぶつける、という双方向性が企業への理解にとても大事だと思います。なるべくならLIVE配信型をお勧めします!
■エントリーシート
・最近では提出させない会社も出てきていますが、多くの会社はエントリーシートの提出が必要となります。
・エントリーシートの内容で合否を出す企業もありますが、多くの企業は「選考参加の意思確認」です。提出した人は、ほぼ次へ進める、という状態。
・次のステップとなる適性検査は1人受検するのに2~5000円かかります。無駄にお金を使わないためにも、応募意志のある人だけに適性検査を案内できるよう、一度エントリーシートを提出させる、というハードルを課している場合も多いです。
・学歴フィルターがある企業の場合ここでジャッジします。
・ちなみに、職サークルを運営する株式会社パフは「エントリーシート撲滅運動」を行っています。志望度も理解度も低い最初の段階で学生に多大な工数を掛けるエントリーシートって本当に必須ですか?って、企業にぶつけまくってます。
■適性検査
・一番メジャーなところでSPIそのほか、玉手箱、CAB、GAB、TALなど多種多様。
・業界によって好みが分かれたりもするので、応募企業が何のテストを使っているのか、事前に調べられるようなら調べて事前に勉強しておけるならベストです。
・コロナ禍で学生の安全を配慮してWEB受検を選択する企業も増えてきているようですが、学生側では替え玉受検や友達と協力して正答を見つけるカンニング受検が増えているとも聞いています。
知り合いの4年生が「私はカンニングをしないって決めてうけていた。もしカンニングして合格して、入社後仕事についていけずに落ちこぼれたら、不幸になるのは自分。自分の実力で合格できる会社が自分が活躍できる会社だと思う」と言っていて、感動しました。本当に、そう。
カンニングは身を滅ぼします。自分の為に、自力でうけましょう。
新卒採用でよく用いられる適性検査の種類
➡さすがunistyleさん。とてもよくまとまっています。
【就活生必見!】17種類の適性検査まとめ、Webテストの種類と対策を知る
■グループディスカッション
・面接では「過去」の経験を中心に、入社後のあなたのパフォーマンスを想像します。
・グループディスカッションやグループワークは、その場のふるまい「現在」を見て入社後のあなたのパフォーマンスを想像します。
・「私は周囲の人と協力し、良い関係を築いてきました」というエピソードを聞くのか、その場のグループでよい関係を築けるかどうかを見るのか、という違い。
・主に集団の中でのふるまいをジャッジするために導入します。
・どんなテーマが出てくるかわかりませんが、大切なのはワークを楽しみ、周囲の人と協働(同調じゃないですよ)をし、良い成果を出すために自分にできることを全力で取り組むこと。あなたらしらをちゃんと出すこと。
・GDは模擬社内会議です。評価項目は各社異なりますが、一緒にいい仕事ができる人かを見ています。
・オンラインのGD難しすぎだろう~~~~~!という方は、練習あるのみ!
▼10/21回はGDがテーマ!評価者を体験できる、貴重な機会です
■1次面接
・個人面接/集団面接どちらもあります。
・面接では主に以下2点を聞かれます。
∟あなた自身のこと(過去の経験や価値観)
∟何ぜ自社に入りたいのか(志望理由)
・特に志望理由が定型句になってしまい困っている人が多いようなので、是非こちらの記事も参考にしてください。
■最終面接
・個人面接/集団面接どちらもあります。
・採用の決定権者(この人がうんと言ったら内定となる人)が出てきます。
・企業によっては社長や役員が出てくることも。人事部長が担う会社も多くあります。
・ここではもう最終判断なので、基本的なジャッジはOKな人ばかり。
・決定権者から見て、その企業で活躍しそうかどうかの判断の場です。
・正直、ここはもう感覚、という企業も多く、採用担当者にとってもコントロールが
できないところ。絶対に入ってほしかった学生が落ちてしまったりすることも。
・大事なことは、経営者はたいてい学生の「覚悟」を見ているということです。
・あなた自身が、気持ちを強く持って臨むことが大事です。
■内定後面談
・これは、以前に詳しく書いたのでこちらを参照ください。
・あなたにとって良い時間になるよう、最大限活用してくださいね。
★連絡手法
なお、合否の連絡はほとんどの場合がメール(企業が連絡ツールとしてLINEを使っている場合はLINE)で届きます。合格連絡は、選考が進むと電話になることも!!
ビジネスでは電話は必須のツールです。緊急連絡や、大事な意思疎通をしたい場合は、メールで済ませず、電話を活用しましょう。
少し、選考のイメージがつきましたか?
実際は、社員交流会が間に挟まったり、オール面接だけの選考だったり、
面接ではなく面談、というスタイルで、双方に相性を確認していくスタンスだったり。
面接が5回以上あったり、プレゼン選考があったり、インターンシップ選考が合ったり。
企業によって良い人を見極め、自社のリアルを知ってもらうための選考は多種多様、自由です。
基本を頭に入れつつも、その企業との「相互理解」の過程=「選考」と思って、楽しんで前向きに
臨んでいただければと思います!
選考を通して、あなた自身も「自分が働きたい会社かどうか」をジャッジしてくださいね!
応援しています~
▼GDは練習あるのみ!