職サークル

内定が出る12のヒミツ

02.企業選びの「ジク」は考えるな!感じろ!

就職活動をしていると、よく「あなたなりの軸をもって面接に臨んで」とアドバイスを受けることがあります。この「軸」って、どうやったら見つけられるのでしょうか。
株式会社パフの社員(2009年入社)のケースを見てみましょう。


僕には「ジク」がないのが悩みだった。

このころ「軸」という言葉をよく聞く。「シューカツの軸」「企業選びの軸」という具合だ。

もともと「自分なりの基準」という本質的で重要な言葉なのだろうが、あまりにも多くの人が「ジクジクジクジク」呪文のように言っているもんで、なんか陳腐な言葉のように思えてきてしまった。

そもそも、僕の企業選びはすべて「なんとなく」から始まっている。ぱっと見「ジク」などない。

☆ ☆ ☆

ちなみに、就活していた当時、志望度が高かったのはこんな会社だ。

◆大手BtoBメーカーK社
友人の父親が務めているというのでなんとなくエントリーした会社。OB訪問をお願いしたら、わざわざ関西勤務のOBが品川まで来て会ってくれた。

興味を持ったのでグループ合同説明会に行ってみると、若手が会社説明会を仕切っていた。また会場にいた現場社員も、若手ばかりなのに自分の仕事を自分の言葉で堂々と語る社員が多かった。大手の会社は、若いうちは個人の裁量も小さく、じっくり育つというイメージだったので、意外だった。

会社説明会は少人数の座談会で学生:社会人=2:1という密度の濃さであった。また会社説明会後も、大学のOBから夕食の誘いが来て、ざっくばらんに話ができた。いわゆるリクルーターというやつだろう。

ほかの企業ではリクルーターなど付いたこともなかった僕は、「自分は必要とされているのでは」という錯覚に陥り、どんどん志望度が上がっていた。

◆ITベンチャーI社
外資系企業出身の社長が立ち上げた新興ベンチャーで、急成長中の会社。

友人が紹介してくれた就職情報サイトで偶然見つけた会社説明会は、学生のためになる内容ばかりで、目からうろこであった。終了後は社員を交えて広尾のレストランで懇親会があり、高そうなシャンパンをごちそうになった。

オフィス見学にも快く応じてくれた。売り上げ報告が飛び交う、緊張感のある朝礼も見せてもらったし、仕事中の社員を捕まえて話を聞いても、誰もいやがらずに応じてくれた。

また「全社員自由に学生と会ってよい」「学生との飲食代は会社が負担」というナイスな制度もあり、複数の社員と個別で話ができた。お酒もたくさんごちそうになった。

2年目にしてある事業の責任者を任され全国を飛び回っている人もおり「こういう社会人はカッコいいな」と思う人にたくさん出会うことができた。

◆パフ
(リンク先コラム「私の就職活動」を参照)
http://puff.weblogs.jp/message04/2012/03/vol16.html

☆ ☆ ☆

まあ、業界も規模も仕事内容も、びっくりするぐらいバラバラである。

これでは「ジクがない!ジクがないよ、お前!」と言われても仕方がない。

が、僕は最近、こんな考えに至っていた。

「働いたこともないのに、机の上で妄想した『ジク』なんて、却って持たないほうがいい」

上の3社は、別に確固たるジクがあって選んだものではないが、志望度が上がったということは、必ず共通点があるはず。そして、その共通点が僕の本当の判断基準であるはずだ。

それはなんなんだろう?

とひたすら考えてみた。

なぜか?を繰り返し自分に問うてみた。時には、友人や社会人の先輩に自分の意見を聞いてもらい、客観的に突っ込みをいただいて、再び考えた。

☆ ☆ ☆

そして、ぼんやりと共通点が見えてきた。

1.少数精鋭で、若手のうちから個人の責任と裁量が大きく、チャレンジングな仕事が要求される会社
(どこの企業もこう言うが、確かめた結果実際そうだった会社)

2.新卒採用に力を入れている会社
(学生/社員をマスとしてではなく、個人として見ている会社)

そして、なぜこのような共通点のある会社に自分は魅かれたのか?ということも考えてみた。

1.については、早く一人前になりたいという思いが強い。

・自分は、楽しい人生だったといって死にたい
⇒楽しむため、他人に認められたい、必要とされたい
⇒認められ、必要とされるには、貢献が必要
⇒貢献するには、能力が必要
⇒若いうちから能力がつく環境がいい

・大企業でも吸収合併や倒産という時代、自分の20代をささげて下積みしても将来、見返りのないリスクのほうが大きい
⇒下積みなしで、入社後いきなり「試合に出られる」会社がいい

・組織に「所属すること」自体には意味がない。
⇒会社の「看板」ではなく、自分を指名してもらえるような仕事がしたい
⇒会社に依存したくない。依存しないためには、力がいる
⇒若いうちから負荷の高い仕事を通して、筋肉がつく環境がいい

2.については、学生なのに偉そうだが、こんな感じだ。

・精一杯頑張って仕事をしたい
⇒なので「精一杯貢献したいと思えるだけの企業」と思えるところがいい
⇒「入りたいんだったら入れてやるよ」という採用をしている企業は嫌だ
⇒「育つ人だけが勝手に育てばよい。他はやめても構わない」という考えで採用をしている企業も嫌だ
⇒対等に、個人として扱ってくれる会社がよい
⇒「誰でもいい」というよりは「あなただからこそ採用したい」と言ってくれる会社にこそ、報いたいと思える

こうして、僕の軸が出来上がった。足を使っていろんな人に話を聞いて、突っ込みを受けて、また考える、そんなサイクルの繰り返しの末にできた軸だった。


いかがでしょうか。
どうやったら軸ができるのか、ヒントをつかんでもらえればと思います。

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