職サークル

内定が出る12のヒミツ

08.自分の決断を、両親に反対されたら

学生は「この会社で頑張ろう!」と意思決定しているのに、両親の反対で、決意が揺らぐ…

こういうことを、驚くほどよく聞く。

入社する会社を決めたのに、両親(或いは親戚や教授など周囲の人)に反対されたらどうするか。

株式会社パフの社員(2009年入社)が両親に反対された時の体験談をもとに、お話します。

※コラム「納得して意思決定をするためのステップ」の続きです。


パフの入社を決意し、他社の選考は全て辞退。ハラをくくった僕だったが、両親に報告したところ、まさかの猛反発。

就職活動の最終ボスを倒したと思ったのだが、さらにその後ろから、真のボス「両親があらわれた!」という感じである。

☆ ☆ ☆

反対された直後は、理解してもらえないショックと怒りとでかなり感情的になってしまったが、冷静に整理してみよう。

両親の気持ちになってみると、以下のような感じである。

・僕はずっと「これといって将来やりたい仕事はない」と両親に言い続けてきた。

・ただ、外国語を勉強していたし、留学していたこともあり「海外と関わるような仕事がしてみたい」と漠然と考えていたし、両親にも伝えていた。

・両親は、わざわざ東京の大学にまで行かせたのだし「世間的にいい」会社に入ってほしいと(口で言わないまでも)思っていたはずだ。

・また、父親は務めていた会社が倒産したこともある(「とうさんの会社がとうさん」を僕はリアルに体験している)し、そのせいで母親も苦労したはずだ。同じ苦労を我が子にはさせたくないと思っているだろう。

・そこに、突然我が子が「社員20名くらいの吹けば飛ぶような人材会社に入る」と、何の前触れもなく突然言ってきたわけだ。しかも海外とは全く関係がない。これまでの行動とまったく一貫性がないわけだ。

こりゃ、僕が親でも反対する(笑)。

いや、もっと正確に言うと「本当に真剣に考えているのか?」「調子のいいことを言う会社にだまされているのではないか?」と心配になるだろう。

そうだ、心配になっているだけなのだ。

☆ ☆ ☆

そう思ってからは、非常にシンプルだった。

「自分の中では、ちゃんと明確な理由があるから、心配しなくていい」という事を伝えればいいのだ。

両親と東京―広島間でスカイプをつなぎ、家族会議を行い「なぜこの会社がいいと思っているのか」をしっかり説明し「ちゃんと考えたうえでの決断なので、理解して、応援してほしい」ということを伝えた。

すると「あんたがそこまで言うんじゃったら、思うようにしんさい」とあっさり納得してもらえた。

もっときつく反対されると思っていたので、肩透かしを食らったような気分だ。

しかし、よく考えてみれば当たり前である。

僕の両親は、自分の信じた我が子の決めたことに、根本から反対するような人間ではない。

ただ、我が子が心配だからこそ、我が子の決断の本気度が気になるのだ。それだけだ。

こうして、就職活動の「裏ボス」はめでたく味方になったのであった。

☆ ☆ ☆ 

【就職活動で両親に反対されたら】

多くの場合、両親は、あなたの決意を否定しているのではない。
ただ心配しているだけなのだ。「その決意は本物なのか?」と。
ただ不安なだけなのだ。「我が子に苦労はしてほしくない」と。

まず「両親の反対にあったとしても、自分はこの会社で働きたいのか」ということを自問自答する。

その答えが“YES”であるならば、大事なのは下記の2つ。

◆両親の話を【徹底的に】聞く

・なぜ反対なのか
・どんな点が、なぜ不安に感じるのか
・どうすれば納得(安心)できるのか

◆自分の思いも【徹底的に】伝える

・どういう判断基準で会社選びをしていたのか
・なぜこの会社に決めたのか

この2つをおろそかにして、お互い感情的になってしまうと、
話があらぬ方向に向ってしまう。

☆ ☆ ☆

さらに大事なことが、もう2つ。

◆自分でハラをくくる

両親に反対されたくらいで折れる決意なら、それは大した決意ではない。
「誰がなんと言おうとやる」とハラをくくるのが大事。「万が一結果的にダメになっても、まあ何とかなるだろう」という楽観的な考えも大事。

◆両親に【自分の応援者になってほしい】と伝える

そうは言っても、両親に自分の決意を認めてもらえないというのはつらい。
いくら自分の信じる道を進むべきとはいえ、両親の理解・応援が得られなければ、わだかまりも残ってしまう。

「あなたたちには、僕の最大の応援者になってほしい」ということを、ストレートに伝えよう。

両親の不安を取り除いてあげれば、応援者になってもらえるのだ。


いかがでしたでしょうか。
もしあなたが就職先を両親に反対された際、このコラムが参考になればと思います。

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